自分の耳年齢が分かる動画 ネットで話題の健康
今、世界中で耳年齢が分かる動画が話題となっており、公開1週間で450万回以上も再生されている。
これはいわゆる若い人しか聴こえないとされるモスキート音の原理を利用したテストである。この高周波音(モスキート音)は深夜にたむろする若者を長時間いさせない為、2009年に東京都足立区の公園に設置された。
教えてくれるのは心理学者の竹内龍人。
上記通り、耳年齢の若い人は周波数の高い音を聞く事が出来るという事になり、高い音を聞いてもらいそれが聞こえるか聞こえないかで耳年齢を判定していく。
ちなみにフランク・R・リン医学博士の研究によると耳年齢が若いと将来的に認知症にかかりにくいという説もある。なので耳年齢が若い方が良いと言える。
ちなみに全ての耳年齢の音が聞こえれば良いというワケではなく、耳年齢と実年齢が合致していれば問題はない。
年齢が若いと高周波数の音が聞こえる原理・メカニズム
人間の耳は鼓膜があり、音が入って来ると鼓膜が振動し、蝸牛と呼ばれるカタツムリの様な形をした器官にそれが伝わり、蝸牛の中には膜があり、膜が振動していく。膜の上には有毛細胞という細胞がいっぱい乗っていて、その細胞の働きで脳へ情報が伝わっていく。
そんな仕組みになっているが、その細胞は音の高低によって役割が違っていて、高い音が得意な細胞とか低い音が得意な細胞とかあり、年齢を重ねると高い音が得意な細胞の働きが弱くなってしまう。
何故年をとると高い音が聞こえなくなるかと言えばその理由は、高い音担当の細胞は耳の入り口に近く、音にさらされやすいので早く弱ってしまうのである。
それで、細胞が弱ったら復活するかと言えば、現状ではちょっと難しい。だからこれは研究中である。
但し、本当に自分で気になる人は耳鼻科で厳密な検査を受けた方が良い。
また、このテストは音程の違いを判断する能力を問うものではない。音程は音の微妙な違いを見極める能力であり、今回の件とは関係ない。