どう見るかで知られざる内面が分かる画像
中居正広のミになる図書館で心理学者の竹内龍人が見え方の違いである事が分かってしまう画像に関する知らなきゃ良かった雑学を紹介。
これから出す画像をどう見るかで知りたくなかったあなたの内面が分かる。
こちらの画像は何の絵が描かれているだろうか。
この絵は2通りのパターンに見える。1つは正面にいる裸の女性を背後から同じく裸の男性が抱きしめている絵である。もう1つは数匹のイルカが泳いでいる姿である。
実はこの画像で裸の男女が絡み合う姿しか見えなかった人は大人のスケベ心が発達し過ぎている。
イルカの姿が確認出来ない人の為に画像処理をするとこのようになる。
やはり、色々な人に聞いてみると、ほとんどの大人(成人)というのは、この画像を裸の男女が絡み合う姿として見てしまう。それは大人(成人)として当然の事である。
ポイントはイルカが見つけられるか否かであり、人間は見たいものを見るという傾向があり、優先的に裸の男女が見えた人はそれを見たがっている、つまりスケベ心、エッチな心が存在するのである。
だから、イルカを見つけられなかったという人は、好きなもの以外に自分の注意がいかない傾向がすごい強い。
ちなみに、この画像を子供に見せると、イルカを見つけ易いというので、大人(成人)でもイルカを発見出来た人は子供心が残っている。
考察
いかがでしたでしょうか。ちなみに筆者である私も恥ずかしながら、裸の男女の姿しか見えず、指摘されるまでイルカの姿を確認する事は出来ませんでした。これは大人の心と言えば良く聞こえますが、スケベな心だけが存在し、純粋な子供のような心を持ち合わせていないのかもしれません。。。
そして、今回のように、複数の絵が見られる画像を見せてその人を心理状況を見るというテスト・診断は、実際に多くの精神科医や臨床心理士(カウンセラー)も広く導入している事は有名ですね。
中でもとりわけ有名なのがロールシャッハテストではないでしょうか。これは被験者にインクのしみを見せて何を想像するかを述べてもらい、その言語表現を分析することによって被験者の思考過程やその障害を推定するものです。
上述の説明にあったように、人間の脳は無意識のうちに、自分の見たいモノを都合良く見えるように出来ています。だからこそ、ロールシャッハテストはその人が今、潜在的に何を求めているのか、どのような心理状態にあるのか、見えてくる画像によって導き出すという診断方法になるのです。
人間の脳や潜在意識は我々が考えている以上に不思議で、奥が深いものなのかもしれません。