電話の声を聞き分けるのは不可能

どれだけ注意喚起を呼びかけても一向に減る気配の見せない『オレオレ詐欺(振り込め詐欺)』。

これは祖父祖母、あるいは母親父親などに電話で息子の名前を語り、高額なお金を請求するという実にシンプルな詐欺ではあるが、だからこそ自分自身がそんな詐欺にひっかかるワケがないとたかをくくる人も多いのも事実である。

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確かに騙される本人としてみても、息子(子供)の声を間違えるはずがないと思っているはずであるし、息子(子供)自身もまさか自分の親が自分以外の声を間違えるはずがないと思っているはずである。

しかし、それが慢心が詐欺師達が狙っている落とし穴なのである。何故ならば、その理由はこのオレオレ詐欺(振り込め詐欺)にも知らなきゃ良かった雑学が存在しているからなのだ。

実は、電話の声を完全に聞き分けるのは技術的に不可能だからである。

どういう事かと言えば、当たり前のように使用している電話なので、皆何とも思っていないが、考えてみると電話とは非常に不思議な電子機器ではないだろうか。

何km、または何十、何百km離れた相手と、自分の声で会話が出来、相手の声が聞こえてくるのだから。

しかし、実は電話というのは、そのように各々自身の声で会話出来ているように思っているだけで、それは完全に自分自身の声ではないのである。

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電話には約2000種類の音が存在し、その中からその人に近い声を自動で音声認識し、識別し、使用しているに過ぎないからである。

2000種類と言うと、非常に多く聞こえるかもしれないが、男性と女性の声では明確に違うので実質はわずか約1000種類。

更に、日本人の総人口から考えたら、この量は非常に少ない事がすぐに分かるだろう。

このように声質の選択肢は少ないので、少々声色の似ている人であれば、電話越しであれば、ほぼほぼその人が話しているように聞こえてしまうのである。

実際問題、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)にひっかかった人の多くは、「自分自身が息子(子供)の声を間違えるはずがない」と自信を持って語っている人が多いが、それでも騙されてしまう。

それはこの電話のメカニズムを理解していなかったからに他ならない。

息子(子供)の声と間違えるも何も、電話越しの声は上述通り、本当の意味で息子(子供)の声ではないのだから仕方が無いのである。

ちなみに、何故、このような仕組みになっているかと言えば、通信量を制限させる為である。

もし仮に、全ての人に合う声色・声質を用意してしまっては通信量がパンクしてしまい、電話のインフラは崩壊してしまうのが理由である。

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つまり、知らない番号から電話がかかってきた場合、全て本当に本人か否か、疑ってかかる必要があると言えるだろう。

 

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