童謡「うみ」は戦争の軍事教育を歌った曲

子供の頃、教室で声を合わせて歌った童謡『うみ』。

海は広いな~大きいな~月はのぼるし~日は沈む~♪』という歌詞の歌で、歌い終わった後は、教室中が平和な雰囲気に包まれた。

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だが、これが作られたのは日中戦争が泥沼化していた時期と重なる。のどかすぎる歌詞の背景には、子供たちへの『軍事教育』という側面が隠されていたのだった。

敵国の海に乗り込んで戦いたい

初めてこの歌が教科書に載ったのは昭和16(1941)年。

その年の12月8日に真珠湾攻撃が行われ、大東亜戦争(太平洋戦争)が開始された。

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当初、軍部はその必要性を否定したが、敵機の音を聞き分けるためという名目で、音感教育が継続されたという。そんな情勢の中で、軍は作詞者に対し、「あからさまに軍国的ではなく、しかし海国日本を象徴しつつ、子供の頃から海に対する憧れを抱くような歌を作るように」と命じた。

海にお船を浮かばして~行ってみたいなよその国~♪』。そう、この歌詞には「敵国の海に勇ましく乗り込んで戦いたい」という意味が込められているのだ。

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ただし作者の林柳波は、戦争には反対だったという。もし筆者が戦争中に生まれていたら「うみ」を歌って「海軍に入って敵艦を撃破したい!」と思っていたのかもしれない。

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