航空機の緊急時の酸素マスクは15分しかもたない

中居正広のミになる図書館で航空ジャーナリストの青木謙知飛行機にまつわる知らなきゃ良かった雑学を紹介。

航空機が緊急時に陥った時、酸素マスクが乗客や乗務員に提供されるが、実は吸う酸素は15分しかもたない。

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ジェット旅客機というのは大体高度1万mくらいを飛行している。標準的に言えば機外の気温は-40度、空気の濃度は地上の30%位となっている。そんな中、航空機の胴体(ボディ)に穴があき、外気が一気に機内に流入してくると乗客・乗務員は低酸素症を発症してしまう。

低酸素症を発症すると、身体の組織に十分な酸素が行き渡らず、中枢神経に障害が発生し、重度の場合死亡してしまい、そうはならななくとも、ほんの数分で脳死状態に陥ってしまう程、危険なのである。

では、何故そんな危険な状態にも関わらず、酸素マスクの維持時間が短いのだろうか?これには理由がある。

そんな緊急時に提供される酸素マスクの酸素供給時間が15分は、短いと感じるかもしれないが、実際にそのような状況に陥ったらパイロットは機体を急降下させる。そして機外の空気が機内に流入しても十分な酸素量が供給される高度2500mまで機体を降下させるのである。

高度1万mから2500mまで降下させるの必要な時間は15分ぶんあれば十分なのである。しかも、ジェット旅客機のこのような大事故が起きる可能性は100万回に0.4回(0.00004%)なので、憂う心配はほぼないと言える。

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考察

飛行機・航空機に常備されている酸素マスクがものの15分しか保たないというのは、確かに知らなきゃ良かった雑学かもしれませんが、一方で知っておかなければいけない雑学とみる事も出来るでしょう。

なんと言っても酸素マスクが搭乗している客に対して提供される時というのは飛行機・航空機のエマージェンシー(緊急事態)なワケですからね。

上述されたように、確かに脳は数分間酸素がない状態で非常に危険な状態になります。数分で意識混濁し、更に時間が経つと、正常な酸素を送り込んでも後遺症が残るが、最悪死に至るケースまであるのです。

よく心筋梗塞なども初期の措置が大事と言われるのもこの為です。心筋梗塞は心臓の疾患が直接的な死に繋がるのではなく、心臓が停止する事で、脳に血液(酸素)が運搬されない事により間接的に死に繋がるのです。

逆に言えば、この低酸素状態を乗り切りさえすれば全く問題はありません。

飛行機・航空機が人間が生存する事が困難な高度から、生存可能な高度まで下降するのにはものの数分あれば十分であり、そうなると酸素マスクの酸素供給時間である15分というのは十分過ぎるという事が言えるのです。

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だから安心して頂ければと思うのですが、だからこその知らなきゃ良かった雑学とも言えるかもしれませんね。

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