地球は丸くない
かの有名なガリレオの言い放った言葉「地球は丸い」。今では当たり前のように誰もが知っている事実であるが、当時はこの考えは異端とされ、ガリレオは徹底的に糾弾されたのである。
正しい事を言ったはずのガリレオが非難されるというなんとも馬鹿げた話なのであるが、実はそう馬鹿げたとも言えない、知らなきゃ良かった雑学が存在する。
それは実は本当は地球は丸くないという事である。
勿論、上記ガリレオが言った言葉は天動説を否定し、地動説を提唱する為に言い放った言葉なのであるが、地球が丸いというのはやや語弊があるのである。
確かに地球は円形をしているが、あくまでも円形をしているだけで正確に円の形をしているワケではないというから驚きである。
実は南極と北極を結ぶ直径は12712.2kmとなっており、赤道を結ぶ直径が12754.8kmとなっている。この数値からも分かるように、南北極の長さの方がちょっとだけ短くなっているのである。
このように微妙な差ではあるが、地球は完全な球体ではなく、少しばかり扁平な球形をしているのである。
この理由は皆さんご存知遠心力である。
地球は北極南極を結ぶ直線を軸に回転しており、赤道周りはその回転の遠心力により外に引っ張られるような形となり、伸びやすくなる。
新幹線に乗っている時に新幹線の速さを感じられないように、実際に地球は物凄いスピードで回転をしているが、それを地上で我々が自覚する事は不可能なのである。
しかし、本当は上記のように地球を球体から楕円形に変形させてしまう程の遠心力を発生させる速さを地球は有しているのだ。